青空文庫アプリ 比較 その2

暫く使用するうちに、以前の記事とはちょっと感想が変わってきたので、軽く記しておく。

結果的によく使っているのは、

i文庫だったり。
理由としては大辞林の連携が便利すぎるからです。大辞林(勿論iPod touch/iPhone用)を既に所持していて、なおかつ分からない単語を頻繁に調べる人には強くi文庫をお薦めしたい。やはり、調べたい単語を長押しすると、範囲を自動検出してくれるのはとても便利で、一度慣れてしまうと自動で調整するのが面倒になってしまう。我が儘を言えば、選択している単語が、網掛けとか文字背景色が変わるとか、分かりやすくなれば良いなぁ(下記スクリーンショット参照)。

skybook(ポケット文庫)は触れている範囲がそのまま検索範囲として指定されてしまい、手動での調節が必要。文字の大きさや行間を小さく設定していると、手動での設定はなかなか厳しい物があり、若干ストレスが溜まってしまう。

下記スクリーンショットでは陋巷と言う文字の辺りを共に長押し。i文庫は自動で陋巷を選択しているけども、skybookは周りの文字をも選択に含んでしまっている為、濃紺のボタンをドラッグする事での調整が必要になる。

i文庫 青空文庫
[

設定について

また、i文庫だと文字や行間の設定を自分好みの設定でいくつも保存出来るので、明るい所では背景白、暗い所では背景黒など簡単に切り替えたい人は重宝すると思う。

skybookはこの点、別々の設定が保存出来ない為、切り替えるのにもいちいち設定が必要で、少々面倒になってしまう。

設定項目に関しては、共に設定方法に違いはある物の、そこまで大きな違いはないかと思う。ちなみにフォントについて述べるのであれば、デフォルトのフォントではヒラギノが入っているskybookが見やすいと思う。ただし、i文庫・skybook共に自分自身で好きなフォントを追加可能な為、自分で追加するのが面倒でなければあまり気にしなくても良いだろう。

本棚機能

skybookの良い点としては、やっぱり未読・既読判定と何処まで読んだかが分かるプログレスバー、そして綺麗な本棚のUIかな。また作者単位で纏めてダウンロード出来るのも良い。

i文庫には未読・既読判定が無い為、読んだか読んでいないか分からなくなってしまう。また、本棚機能はダウンロード済みの本を纏めておく所ではなく、要はブックマーク的な自分自身で選択し、本棚へ登録という形になるので、若干使い勝手が悪かったり。基本的にホーム画面が下に記載しているスクリーンショット画面の物になるので、そこからドック部分の本棚→本棚がいくつかある為本棚自体をセレクトするという流れになるので、やはり少々使い勝手が悪い。

i文庫 青空文庫

その他

これは好みかとは思うんだけど、実際の文庫本もよくこうなっている為、i文庫の上部の方に作品タイトルが記載されているのが見やすくて良い。あまり上部まで文字を詰めすぎていると読みづらくなる気がするので、この記載されているタイトルが良いバランスになっているのではないかと思う。


ざっとの纏めで恐縮だけれども、迷っている人の判断材料となれば幸いです。



i文庫

 iTunes Store(Japan)


skybook

 iTunes Store(Japan)

青空文庫アプリ 比較

青空文庫について詳しくはWikipediaで。
青空文庫 - Wikipedia

そんなに読書家と言う訳ではないけど、暇な時や眠れない時に読むのに良いなぁと思い、i文庫・Skybook・豊平文庫を試して見た。


豊平文庫 の購入はこちらから

まず豊平文庫はUIやヘルプは一番凝っているけど、設定項目が少なく、少々自分好みの設定にカスタマイズしたいと言う人には不向きかもしれない。自分もある程度調整して使うのが好きなタイプなので、ダウンロードして暫く使用して見るも、やはり物足りないなと思い他の物にする事にした。

SkyBook の購入はこちらから
SkyBook Lite (無償お試し版)のDLはこちらから

次に試したのがSkybook Lite版。これはとても分かりやすく、かつフォントサイズや余白、背景やフォントの色を細かく設定可能で細部まで気が回っている。まずデフォルト画面が本棚なので、ダウンロード後の物をちょいちょいと選んで読むと言うのには一番適しているように思う(基本的にどのアプリも最初から文庫のデータを内蔵している訳ではなく、適度欲しい文庫のデータを選択し、ダウンロードする様になっている)。アニメーションについてもカール(スライド)がそれっぽくて好みだ。


i文庫 (iBunko)の購入はこちらから

ただi文庫の評判が良かったので、試用版がなく迷ったものの、一度購入してみる事にした。
うーん、これは迷う。設定出来る物に関してはSkybookとあまり代わりが無いように思えるけども、設定の仕方が大きく違う。Skybookは最初から数値で細かく設定出来るのに対し、i文庫は基本的にデフォルトの設定が有り、追加と言う形で自分好みの設定にカスタマイズ出来、別途保存出来る。本によってフォントサイズなど幾つか設定を分けて使用したいと言う場合はi文庫の方がおすすめかもしれない。

i文庫の悩みの種については、本棚に戻るのにいちいち手間が掛かると言う事だろうか。サッササッサ本を替え、読んでいくとするならば、Skybookで本棚へあらかじめダウンロードして置き、選択するのが楽そう。また、Skybookの本棚は何処まで読んだのかや既読・未読を表示してくれる為、物忘れの激しい自分には嬉しい。

また両者についての検索機能だが、i文庫は確かに単語を自動検出し選択してくれるのは楽で良いんだけど、特に網掛けなども掛からない為、どこを選択しているのか分からず、たまに1行右の単語を選択していたりする。その点、Skybookは手動で調整しなければならないが、網掛けが掛かる為どこを選択しているか分かりやすい。また検索結果自体も、Skybookではブラウザを内蔵している為、いちいちアプリ間を行き来する事なく簡単に検索できる。

うーん、i文庫買ってしまったけど、やっぱりSkybookも買ってしまいそうだ。

skybook購入後のレビューを追加。結構評価が変わりました。
青空文庫アプリ 比較 その2
http://d.hatena.ne.jp/uro-ni-utsuroi/20100208/1265635833

Voice Band

音楽関連でまた面白いアプリが出ていた。

Voice Band for the iPhone


Voice Band - Smoke on the Water


上記の動画で「for iPhone」となっているけど、iPod Touchでも勿論使用可能。マイクを別途用意するのは面倒なので、最初からiPod Touchに付属していた純正のマイク付きイヤホンを使用している。このイヤホン、どうやって使用するのか最初悩んだんだけど、枝分かれしているイヤホンのちょっと先にある平たいボリュームコントロールみたいな所の灰色部分がマイクになっているみたい。特にボタンを押しながら操作するでもなく、その灰色部分に声を当てればマイクとして使用出来るみたいで、あまりのシンプルさに驚いたり呆れたり。

肝心のアプリについては、アプリのヘルプにもある通り、大きな声ではっきり(当たり前だけど)正確な音程で歌う事が必要。歌うと同時に選択しているInstrumentsの音に変換されて面白い。

でも実はこのメインの楽器へ変換する機能は使用せずに、声のみの多重録音用アプリとして使用中。Instruments選択欄の一番最後に「Mic」があるので、それを選択するとありのままの声が録音可能になっている。

前々から、思いついたメロディとかを軽く録音する時に、携帯なんかではやっぱり重ね録りが出来ず、コーラスやらも別ファイルに録音と面倒な事になっていたので、今回多重録音出来る物が出てきたのはとても嬉しい。簡素ながらメトロノームも使用できる為、あまり大きなズレも出ない。メトロノームについてはテンポ、拍子、大きさが変更可能。

録音画面は上の画像の通り、極シンプル。トラック別に編集など細かい機能は付いていないので、基本的に一発録り。但し前回分のみ消去可能の為、一度録音して気に入らなければ「Undo」で消して再度録音という形になるかな。録音時には、それまでに録音した物が同時に再生され、それに重ねていくという様な感じ。Save、Loadも可能。E-mailで送信時はMP3にConvertされ送信される様子。

Xewton Music Studioに打ち込みする程時間が無い時とかパパパっとメモ代わりに、なんて言うのには重宝しそう。

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